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働いて自分だけ豊かになりたがる日本人を揶揄するフランス人

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みなさん、こんにちは。

みやじいです。

 

イソップ物語をもじった寓話

イソップ物語といえば、「アリとキリギリス」が有名ですが、この話は、

夏のあいだ中、働かず歌ばっかり歌っていたキリギリスが、冬になって食べるもの

がなくなり、アリの家に物乞いに行ったけれど断られてしまった。

冬になって困らないように、夏のうちにせっせと働いて準備しておこうねという

教訓です。

 

ところが、このイソップ物語を下地にしてというか、もじってというか、デフォルメ

した寓話があります。おそらく、あまり知られていないのでご存知ない方も多いと

思います。

 

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この、ラ・フォンテーヌ寓話は子どもに読ませるには、ちょっときつい内容です。

というのも、いわゆる「アリとキリギリス」にあるような一般的な道徳観を説く

というのではなく、大人向けのこういう考え方もあるよね的な、フランス人が好む

人生観を、正道をひねる感じで代弁しているような物語にしています。

 

「アリ派の日本人」と「セミ派のフランス人」

ラ・フォンテーヌ寓話の「セミとアリ」

 

 夏のあいだずっと

 歌をうたっていたセミは、

 北風が吹いてくると

 ひどく困ってしまった。

 ハエや小さな虫の

 かけらひとつみつからない。

 おなかがすいてたまらないので、 

 近所のアリの家へいって、

 春になるまで食いつなぐため、

 穀物を少々、

 貸してと、頼む。

 アリは貸すことを好まない。

 「暑い季節になにしていたの。」

 アリは借りてのセミに訊く。

 「夜も昼も、みなさんのために、歌をうたっていましたの。

  すみません。」

 「歌をうたって? そりゃけっこうな。

  それじゃこんどは、踊りなさいよ」

 

これを読むと、アリがいかにも悪者的に書かれていますね。つまり、フランス人的

に考えると、「働かず、歌をうたって人を楽しませるセミ」が正解で、「食物確保

のためにひたすら働き続けるアリ」がダメということなのですね。

 

フランスの元首相が、働きすぎの日本人を揶揄して「日本人は黄色いアリ」と

評したと言われています。よほど、日本嫌いだったのでしょう。

 

これはお国柄なので、とやかくお互いの国を悪口を言うのはやめたいところですが、

どこに価値観を置くかということ。

フランスでは、働くことが懲罰というカトリック的な考え方が優先するでしょうし、

日本はどちらかと言えば「アリが偉い」という働くことが美徳だ的な考えがまだ

大方のとらえ方です。

 

フランス的を見直してもいいんじゃないか

今まで、日本人は働き過ぎてきた感が多分にあります。

最近では働き方改革長時間労働の見直しが叫ばれています。

そうは言っても多くの企業が改善できぬまま、現状の労働条件を連綿と続けざるを

得ないというのも実情でしょう。

だから、働く個人が「働くことの意義」を考え、「人生を考える時間」を確保する

ことが必要なのだと思います。

 

ちょっと余談ですが、こんな本もあります。

 

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